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デンな生活

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2020年 01月 06日 ( 1 )

認知症の人たち

私は認知症の人との会話が結構好きなのですが、一言で認知症と言っても色々なタイプがあり簡単にはいかない事もあります。

クリスマス前に骨折した女性はもう90歳を過ぎています。華奢なので倒れたら骨折するだろうと思えるような体型。彼女は結婚していたけど子供には恵まれず家族もいません。でも某宗教の人なのでその仲間がたまに来る程度ですが、彼女はとても明るくて愚痴は言いません。

最初は周りが笑っていると自分が笑われていると思ったり、人の中に入りたがらない自分は自分というタイプの人でした。でも慣れて来るとだんだんみんなと一緒に座ってコーヒーを飲んだり出来るようになり、入居者さん達も彼女をからかっていつも笑っていました。

私もちょっとからかうようになり、彼女と一緒に笑うようにしました。

『笑う事は健康にいい。ちょっとの冗談もないと人生つまらない。』

と言う人なので、私にからかわれるのは楽しんでいました。


そんな彼女が骨折し介助が必要になりました。ずっと全部自分でやって来たのに排泄まで介助になるなんてプライドが許さないのでしょう。最初は拒否だったり、自分が骨折した事すらわからず足が痛いのにずっと動いていました。

1月5日、骨折から2週間、彼女の足は何倍にも膨れ上がって靴も履けません。骨折そのものじゃなく足が炎症起こしているのでは?と思う程。それでも立ったりしなければいけないので介助します。年末には新人がこのユニットだったけど、彼女には無理だったようで介助出来ずソファで寝たままだったそう。

でも私は彼女の介助に関して全然問題ないのです。排泄介助も拒否されないし、着替えも出来ます。体に触れても怒られない。

『前から思っていたけどあなたはいつも優しいわよね。』

って言ってくれました!彼女は認知症で骨折した事すら忘れるのに、私が優しいって前から思っていたなんて台詞が出て来るとは思っていませんでした。

相性ってありますよね。仕事なんだけどあんまり仕事ですって態度だと相手も心開いてくれないし、優しすぎても甘えられるだけだし、距離感が難しいです。でももう長年仕事していると相手によって距離の取り方ってすぐにわかるので、彼女に対しては必要以上に体に触れたりしないでさっさと介助するようにして出来る事は自分でやって貰っています。

とにかく彼女の足の腫れが何なのか、何とか看護師が動いて欲しいものですわ…。

by Helgashjemdk | 2020-01-06 21:41 | 仕事 | Comments(0)

南デンマーク在住の介護士。仕事や趣味や病気の事を書いてます。


by Helga