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"Riget"- キングダム万歳!!!

デンマークのTVドラマで日本でもある程度知名度がある、"Riget"(キングダム)の続編のEXODUSがとうとう一般公開になり、それに伴って1と2も全部一気に観ました!!!



英語字幕の方のトレーラーにしました。(デン語のトレーラーも映像は同じ)

デンマークの映画関係で一番知られている人は誰でしょうか?多分映画通の人なら誰もがラース・フォン・トリアーを挙げると思います。

でもトリアーの作品は決して一般ウケするものではないので、好きな人は好きというだけで苦手な人は一切観ようとは思わないでしょう。

でも私は日本にいた時からトリアーの作品が好きで、映画館まで彼の作品を観に行っていたくらいでした。なので"Riget"も観ましたがデンマーク語がわかってから観ると面白さが全然違っていました!😊

デンマーク人とスウェーデン人の距離感、デンマーク在住の私でさえ、スウェーデン寄りに住んでないからちょっと他人事です。でもドイツとデンマークの関係はまさに私のようにドイツ寄りに住んでいる人ではないとわからない空気があり、それと全く同じだと思います。

トリアーはパーキンソン病になってしまい、悪化する前に"Riget"を完成させようと思ったのでしょう。ストーリーは前作から引き続いていますが、登場人物は新しい人が多いです。"Riget"が中途半端に終了したのは、主役のスウェーデン医者役を演じた俳優が他界し、それ以外にも数人亡くなってしまったので継続出来なかったのです。

しかし今回は、そのスウェーデン人医者Helmerの息子という形でまたまたスウェーデン医者が登場!彼がまた面白すぎる!!😂

トリアーの作品には驚くほどの有名俳優が出ていますが、今回もトリアー作品に必須の人たちがたくさん出ています。彼の作品の常連のトップはステラン・スカルスガルド(Wikiの通りのカタカナ書きです)だと思いますが、彼もパート2でトイレにいる弁護士役でしたが、EXODUSでは息子のアレクサンダーが弁護士です!!😂😂←トレーラーでうーうーとトイレで唸ってる人。あの美形アレクサンダーがこんな役を超楽しんで演じてるって感じでした。👍👍

世界で有名なマッツ・ミケルセンの兄のラースも出ていますが、なかなかこんなバカっぽい役を演じる姿が見れるなんて逆に感激でした!😂

ニコライ・リー・コースはもうトリアーの初期作品から出ていますから当然だし、どんな役でも演じる俳優なので『らしいな』って感じでした。

今回の主役、カレンを演じたボーディル・ヨルゲンセンはデンマークで知らない人はいないと言えるくらいの大女優で彼女もどんな役でも演じられる超ベテランです。

でも私が一番びっくりして声出したのはウィレム・デフォーですよ!!!彼も後からトリアーの常連になった俳優ですが、まさかデンマークのTVドラマにまで出て来るとは!!😂😂

"Riget"はトリアーの最後の解説が見どころだったけど今回は足だけしか見せなかったのです。もう若くないしパーキンソンでもあるからだろうと思ったけど、大逆転が最後の最後にあってだからか!?と思いました。👍

トリアーの作品は全体のストーリーを理解しようとすると混乱すると思います。部分的な会話から何を意味しているか察しないと面白さがわからないかもしれません。これに関してはキッチンの皿洗いをしている二人の会話とかもね。

トリアーの作品には中毒性があり、観終わった後ずっと頭の中にセリフや映像がぐるぐるしてまた観たいとか別の作品が観たいという気になります。

今回の"EXODUS"の最初のタイトルは"Halmer"です。彼の名前はHelmerです。実は息子が病院に出勤した時に『君はHelmerの息子だからHalmerだ。父親は"Hel(HELE)"だけど、息子は"Hal(HALV)"』と言う説明をするのですが、Heleは全部という意味で、Halvは半分なのです。

このジョークわかります????😅😅😅

私はもうツボで、夫と一緒に大爆笑していましたが、これどうやって訳すのだろうか?と思ってしまいました。デンマークの映画は特にデン語がわからないと全く笑えないことが多いですが、"Riget"はかなりブラックジョークがあって、日本語字幕で観ていた時は全く別の解釈をしていたと実感しました。なので笑えたって記憶はないのですが、ホラーというよりもジョークに笑い、命について考えたりと色々でした。

でもこの作品で一番の見どころはやっぱりHelmerの

ですよね?😂←必死で覚えたスウェーデン語がこれ。😂😂😂

by Helgashjemdk | 2023-02-06 07:26 | 映画 / TVドラマ | Comments(0)