二十四の瞳

タイトルの『二十四の瞳』は映画ではなく私の小学校時代の事です。北海道の田舎に住んでいたので私のクラスは当然1クラスで人数は12人、担任の先生が、

『うちのクラスは二十四の瞳ですね!』

って言っていました。男子8人、女子4人しかいませんでした。

私は小学校の頃小食で、給食を全部食べる事が出来ずいじめられました。先生は厳しい人だったけど、見守ってくれましたね。特に牛乳を200ml飲む事が出来なくてやっと全部飲んだ日は2年生の冬だったはず。約2年間ずっと牛乳を飲み切れるようにトレーニングさせられた事もあってか牛乳にはあまり良い思い出はありません。💦

数少ないクラスメイト達なのだから仲良くする必要があるのに、こんな狭い世界でいじめは存在していました。特に男子が女子をいじめるのです。女子は4人しかいないのに、順番にいじめられました。このいじめ、かなり悪質でセクハラでした。まだ子供だけど、男の子達の性に関する興味は相当だったのでしょう。最初は良くあるスカートめくりだったのですが、どんどん悪化して休憩時間にはクラスの後ろのスペースに女子を引っ張って来て押し倒し、集団で1人を攻撃して服を脱がしたりするのです!

とある冬、編み物好きの母が私に毛糸のパンツを履かせていました。私は嫌だったのだけどたまたまその日は真っ赤な毛糸のパンツを履いてて、その日に限って男子の攻撃に遭ってしまいました。そんな事をされる事自体衝撃ですけど、赤の毛糸のパンツを見られた事の恥ずかしさも凄く強くて(当然笑いのネタになってしまった。)その日は泣いて母に激怒した思い出があります。

あの時止めに入ってくれた男の子がいました。Aくんと言って勉強もスポーツも出来る、とてもカッコいい男の子でした。同じ年齢なのに大人っぽくてヒーローのような彼。高望みだったから好きって気持ちはなかったけど、憧れでした。彼に助けて貰えて嬉しかったけど恥ずかしい気持ちの方が強かったですね。

典型的ガキ大将のJくん。勉強はイマイチで悪ガキってタイプ。彼はずっといじめっ子の代表だったのに、転校生のNくんはもっと最悪でした。彼は悪知恵が働く頭の回転が早いタイプのいじめっ子で悪質なタイプでした。彼が転入して来てから、女の子達の『服脱がし』が始まったのですから。

クラスには1人とても弱々しい女の子がいて、何を言ってもおどおどしているような子だから標的になっていました。彼女はいじめが怖くて自分で服を脱いで見せたと言っていました。あんた、プライドないの?!って言った事ありましたね。まだ小学校2年生の時です。

その前もいじめが何度もあり、学校帰りに追いかけられました。足が速かった私は先に進んでいたけど、しつこく追いかけて来る男子に頭に来て石を投げました。甲子園にも行った父を持つ私ですから、キャッチボールは上手かった事もありその石は見事にJくんのおでこに当たりました。Jくんが悲鳴をあげて泣いている声を聞いても私は罪悪感はなかったです。

ざまみろ!!

って叫んで走って家に帰りました。Jくんのお母さんがうちに乗り込んで来ると思ったけど、来なかったです。そりゃそうでしょう。Jくんが今まで私にした事がバレるわけですから。Jくんはその後一切私に手を出そうとしませんでした。

でもNくんはしつこかった。なぜなら彼は私の事が好きだったから。自分の家に誘ったり、二人になって抱きつこうと何度もしていました。

2年生の時、Jくんが騒いで教室から出て来る時、私は教室に入ろうとして思いっきりぶつかったのですが、何と口と口がぶつかったのです!!もうジョークのようでした!二人して悲鳴あげて水道で口を洗いました。

そんな事もありNくんは、『Jとキスしたのにオレは駄目なのか?』って本当にしつこかったですね。

私は3年生で転校する事になりました。初めての転校だったので寂しい気持ちもありましたが、Nくんと離れるのは嬉しかったです。でも彼は最後にうちにやって来て、母がいる前で謝って花束を持って来てくれました。

あの子、本当にあんたの事好きだったんだね。

って母が花を見て言ったけど、私の心は結構冷めていましたね…。本当に好きならどうしていじめるのだろう?どうして優しく出来ないのだろう?って思って逆に怒りの方が強かったです。

小学校時代の良くある話。いじめっ子が女の子にちょっかい出すのは好きだから。でも度が過ぎると嫌われるというその境界線なんて子供にはわからないのでしょうね。

ちなみにJくんもNくんもフルネームで覚えていません。なのにAくんはしっかり名前も顔も覚えています。私のヒーローだったAくん、そのまま立派な男性になっている事を願います。

私の『二十四の瞳』話は現実ですから、"現実は小説より奇なり"の典型的なパターンかもしれませんね。

ちなみに私が男の子達にいじめられていた事を知っていた姉は、私がJくんに突き飛ばされてズボンの膝が破けて血を出して帰って来た時、Jくんの家に乗り込んでくれましたね。姉と私は決して仲良くなかったけど、思い出せば姉は私の事一杯面倒みてくれたなって。今は姉が大好きでしょっちゅう連絡取っています。良い姉を持って本当に良かったと思っています。

思い出そうとしなければなかなか出て来ない小学校低学年時代の記憶。自分で衝撃過ぎて封鎖しているのかもしれませんね…。

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by Helgashjemdk | 2018-03-11 23:53 | つぶやき | Comments(0)