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介護職でのちょっとした気遣い

当然ですが介護の仕事って別に排泄介助や身体介助ばかりではありません。仕事が出来る人になるにはほんのちょっとした事ですが、これが出来ると入居者さんから慕われる&信用してもらえるという事があります。

それは相手の好みや癖を覚える事です。

例えばコーヒーですが、それぞれ違います。ブラックの人、ミルクを入れる人、又はコーヒーを飲まない人もいます。飲まない人は何を飲むか、それも重要です。

そういう好みに関しては1度聞いたら次の日は希望通り提供する。これだけで『この人は私の事を気にかけてくれる。』と悟ってくれます。

就寝介助には本当にその人の個性が出て来ます。歯磨きしてからトイレに座る人、その逆の人、薬を飲むタイミング、ベッドサイドテーブルに何を置くかなどなど。

1ユニットは12人ですが、私のユニットの入居者さんの事なら私は全部覚えています。

何が食べられる、何が嫌いも結構重要です。高齢者はすぐに答えを出せない人もいるので、選んで貰う事がマイナスになる事もあります。こちらが選んであげる事も必要な場合があり、そんな時は好みを知っているとお互いに楽です。

食事の時に何を飲むか、これも覚えていると聞かずに注いであげる事が出来ます。

デンマークは食事の最後にチーズを乗せたパンを食べる古い習慣があります。高齢者は特に食後のチーズパンを食べる人が多いので、私のユニットではいつも用意しています。

このチーズもそう。どのチーズが好みか、何でもいいというわけでもないのです。

凄く面倒臭いと思うかもしれませんが、覚えておいた方が仕事は100倍楽です。私はこういう事を頭に入れる事が得意なのかもしれません。だから代理さんと仕事する時も全部説明が出来るので、凄く記憶力がいいと驚かれます。これもサービスの一つだからと思うのですが、私の場合は単にその方が仕事の流れが良く時間も節約出来るし、お互いに楽だからと言うのがあります。

この程度の事は介護職の序の口だと思います。この程度でつまづいていたら重要な事を覚えられないので新人さんを教育する時は結構厳しい私です。

ちなみに仲間になったカーステンはこの食事介助に関して80パーセントくらい覚えたかな?という感じです。仕事を始めて2ヶ月。私としてはせめて1週間で完璧に覚えて欲しいと思うのですが、他にも覚える事が一杯一杯な彼なので、もう少し優しい気持ちで見守ろうと思っています。😄

by Helgashjemdk | 2017-03-31 02:11 | 仕事 | Comments(0)