私の職場の職員は駒と同じ

デンマークは福祉大国と言われていますが、本当に悪化しています。特に私の職場は年々悪化しています。システム上はともかく、リーダーも数年に1回入れ替わり状態なので、時によっては最悪な年もあります。特に去年はそうでした。

4月から新しいリーダーAがやって来ました。彼女は私のユニットのリーダーで、ユニット1と2のリーダーになりました。

2年前から働いているリーダーBはユニット3と4を受け持つ事になりました。

私は新しいリーダーAが大好きです。50代でベテランなのに、オープンな性格で話しやすいです。

リーダーBは決して悪いリーダーだとは思っていませんでしたが、去年私達のリーダーCが辞めてから1年近く1人でユニットリーダーをやっていた事もあり、ストレスで私達への態度がキツくなりました。遅番に関しては問題が増えてリーダーに苦情をした仲間が何人もいた事もあって、

『遅番に関しては自分達のやりたいように勝手にして下さい。』

という態度でシャットアウトした程です。

そんなリーダーBの無責任で冷たい態度は、だんだん日常化してしまい私はあまりリーダーBと話そうとは思わなくなりました。

先週末、私は仕事でした。一緒に仕事をしているLは体調不良でしたが出勤していました。

そんなに調子悪いなら休んだ方がいいと言った程、咳もひどく顔色も悪く冷や汗も出ていてとても仕事が出来るような状態ではなかったのです。なのに現在3室が空き室状態なので、欠勤が出ても代理を呼ばずに少ない人数のままで仕事をしろと言われていたので、Lは責任を感じて出て来たのです。そしてLしかアシスタントの資格者がいなかった事もあり、自分がいなかったらダメだと思ったのでしょう。

無理して無理して頑張ったけど、日曜日には息苦しくもなり緊急外来で検査し、ドクターストップ。

『もうギブアップ。今日休むから。』

とメールが来たのですが、私としてはここまで頑張ったLを励まして仕事。少ない人数でもそこまで忙しくないのでどのユニットも何とかなりました。

月曜日、Lの誕生日でした。メールしたけど返事なし。体調悪いのかな?と思っていたので仕事中だったし忘れていた頃、携帯に電話。22時にLから電話が来ました。

仕事は23時までですが、何もする事がないくらい暇だったので電話に出ました。

『誕生日のメッセージありがとう。』

と言ったのに、Lは泣き出してしまった。

嬉しかったからではなく、悲しかったのです。

『今日リーダーBに電話して、日曜日休んだ事を説明したかった。でも彼女から水、木の勤務は?来れるの?といきなり言われた。あの人は本当に冷たい。こんなに無理して頑張ったのに、頑張り切れなかった。悪かったと思っているのに、思いやりの一言もなかった。』

と言っていた。私はやっぱりな、と思いました。リーダーBはそんな事考えていません。欠勤が出れば怒るだけ。しかも今夏休み期間ですから大変なのはわかるけど、病気は計画出来ません。

『何でリーダーAに言わなかったの?Bはうちらのリーダーじゃないんだしあの人に言ったって心配なんてしてもらえるわけないよ。リーダーBに思いやりはないんだから、期待したって無駄だよ。』

と言うと、LはリーダーAが休暇中だと思っていたそうだ。そして私の言う事は最もだと。
Lはしばらく泣いていました。張りつめていた心の糸が切れたように。

私達職員は、どんなに頑張ってもどんなに良い介護をしても、リーダーBからすれば『欠勤しない職員』が一番良い社員です。私の職場では本当にそれが目に見えています。病気でもインフルエンザでも出て来てくれと言われる程ですから。

私はインフルエンザの時とドクターストップがかかった時以外は熱があろうと生理痛でふらふらであろうと出勤しています。なので病欠率は職員の中でも格段に少ない方です。でも明日は我が身。誰だっていつ病気になるかわかりません。

悲しい事ですが、どこの世界でも病気がちは敬遠されます。風邪が悪化やインフルエンザですら、1年に2〜3回繰り返せば健康ではない人扱いです。

20代、30代はやはり若いし、病気になっても回復力はあるし早い。
40代はホルモンバランスが崩れて来て別の意味で調子が悪い事もありますし、体力の衰えを感じて来る年代です。
50代は無理をすると病気が長引きます。
60代で仕事をしている人達は、本当に気をつけなければ病気が大病になってしまいます。

Lは昨日で61歳になりました。50代の時は一度も仕事を休まなかった事もあり、今は自分の体力に自信を失いかけて来ています。そんなLは精神的にも本当に弱いので、私と一緒に仕事出来て本当に楽しいし嬉しいし達成感があると言ってくれます。

駒には駒なりの考え方だってあります。リーダーBには期待しませんが、リーダーAが私達の事を考えてくれるような良いリーダーになってくれる事を願っています。


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by Helgashjemdk | 2016-07-12 19:42 | 仕事 | Comments(0)