私にとって最後の入居者さんとのお別れ

私が現在の職場で正式に働き始めたのは2008年の1月から。最初は代理で、ユニット2のみで仕事をしていました。その後は時々ユニット1でも仕事をしていました。そして福祉学校に行き、戻って来てユニット1の正社員になったのが2009年の11月。私が仕事を始めた時にいた12人の入居者さんのほとんどは他界し、唯一残っていたのが、HVさんという男性でした。

HVさんは経管栄養の入居者さん。言葉も話せず、自分で体を動かす事も出来ない状態で10年以上過ごしました。奥様は看護師だったので、毎日来てHVさんの介助をしていました。奥様はHVさんより5歳程若かったのですが、3年前に癌で他界しました。

私はHVさんの担当だったので、HVさんの最期まで担当として介助しますと奥様に約束しました。

その約束も今日で終了になりました。

今日の朝、HVさんは息を引き取ったとの事。92歳でした。

最期の最期を看れなくて残念でしたが、HVさんは本当に『生きているだけ』の状態だったので、やっと天国に逝けて良かったと思います。

でも何年もずっと彼の介助をしていたので、とても寂しい気分です。仲良しの早番のBと私はHVさんの担当で、彼は私達の父親と言っていた程、大切な存在でした。私達が介助しなければHVさんは命に関わる状態でしたから、いつも彼を優先として仕事をしていました。

仕事が辛い時はいつもユニットを移動したいと思ったり、別の職場を探そうかと考えていましたが、いつもHVさんの最期まではという気持ちがあり、それが一つの目標でした。でも明日仕事に行っても、もうHVさんはいないのです…。

だからと言って仕事を辞めようとは思いませんが、何だか力が抜けた気分です。まぁそんな事も言っていられない状態でして…。もう1人寝たきりになっているのでどれだけ持つか…。これから5日勤務なのにぶつかってしまうかもしれません。💦

HVさん、本当にお疲れ様でした。やっと天国で奥様に会えますね。どうか天国では好きなだけ体を動かして奥様とおしゃべりして下さい。6年4ヶ月間本当にありがとうございました。

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by Helgashjemdk | 2016-04-01 03:55 | 仕事 | Comments(0)