あまり注目されなかった時代のBowie
90年代と言えば、オルタナティブやインダストリアルが大人気でした。私もメタル系から一気にオルタナ系に移ったくらいです。なので"Outside"は私の好きなジャンルのど真ん中!
しかし当時はやはり難解なコンセプトな為、どっぷりというわけではありませんでした。後から聴いてどんどんハマったアルバムです。40代後半にしてこのジャンルに手を出したBowie、凄いチャレンジでありながらかなり高度なレベルの音楽を作り上げたと思います。
Marilyn Mansonかと思えるようなビデオですが、監督さんが同じだそうで。(^^;;;
この"The Heart's Filthy Lesson"はBrad Pitt主演"セブン"のエンディングソングです。字幕が下から上に上がって行く、あの時に使われた曲。かなりどろ〜っとした暗い曲ですけど、私のツボの曲です。
"Outside"に収録されている"Hallo Spaceboy"はBowie名曲の1曲だと思います!!このライブ、Foo FightersのDave Grohlがドラムで参加していますが、ツインドラムな分すっごーーい迫力!!思いっきりカルトなBowieに戻っています!!
何でこのアルバムが売れなかったのでしょうかね?時代に沿っていたはずなのに。今聴くとぞくっとする程アンダーグラウンドでカルトでヘヴィです。90年代のBowieがやりたかった音楽は時代を追っているようで少し先に進み過ぎ、さらに高レベルになり過ぎたのかもしれません。
80年代後半のBowieはポップ過ぎて私はイマイチですが、90年代は大好きです。
Bowieの事、毎日考えて毎日聴いています。一生このまま思い続けるのでは?と思う程寂しいです…。
by Helgashjemdk | 2016-02-24 10:30 | 音楽 | Comments(0)