カテゴリ:仕事( 186 )

久々に仕事に行くと

ニーナさんという入居者さんは前頭側頭型認知症でして、一般的に言われている症状(反社会的、暴言、記憶力低下)などが満載で入居しましたが、凄く落ち着いて記憶力はかなり上がり認知症とは言えない程のレベルになりました。カッとした時に暴言を吐く事はありますが、なぜか私はニーナさんのお気に入りなので、私が注意したり話しかけるとちゃんと聞いてくれます。

しかし私の事をなぜかAnja(アンヤ)と呼んでいます。

公休と講習などで7日不在でした。ニーナさんは私を見て、

『しばらくぶりじゃない?どうしてたの?』

と聞くので講習だったから来れなかったんだよ、と言うと納得したけど、数秒後には同じ質問をします。それを3回繰り返した時に、

『あ、そうだね、さっき講習って言ってたね。』

と言いました。その後はその答えが頭に残るので、次の日も忘れないのです。本当に暴言ばかり吐いてて誰の介助も避けていた人だったのに、凄く落ち着いてくれて有り難いです。

そんなニーナさん、今日は、

『アンヤと私は友達だよね?』

と言いました。ちょっと嬉しかったです。

その後は、

『アンヤ面白いから大好き…あ、Helga(ここは本名)だったね。』

と言いました!!!

『えー?私の本当の名前覚えたの?』

と聞いたら恥ずかしそうに、うんと言っていました。あまりにもかわいかったのでハグしちゃいました。(笑)

そんな良い事もあったけど、鬱病で精神病の男性入居者さんがまた自殺を計りました。なので彼は入院しています。自殺を計ると言っても本気じゃないのでちょっと腕を切る程度らしいです。私が長期不在の時に起きるので一体何があったんだ?みたいな感じです。私が仕事している時は結構精神的に安定しているんですけどね…。

誰も本気で考えてくれないという事が彼にとって一番ストレスなのです。だからわざわざ祝日に腕を切ったようです。だいたい50代の彼を老人ホームに入れる事自体間違っていますよ。話す人がいなくて1人で部屋に籠っていて、良くなるわけがないです。

多分彼は別の場所に移動する可能性が高いです。全くデンマークの制度はどうなっているんだ?と思いますよ…。

それにしても日が長くなり、21時でも明るいせいか、何人もの入居者さんが就寝したがらないので、21時以降が忙しいです。💦

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by Helgashjemdk | 2017-05-27 07:39 | 仕事 | Comments(0)

潮時を感じた時

週末勤務でしたが、金曜日はユニット3で、土曜日は結婚式出席の為休み、日曜日は自分のユニット1で仕事でした。仲間のLとはあと3回しか一緒に仕事出来ません。6月15日でLは退職します。

いくら退職を決めたからと言ってもLはきちんと仕事をしようと努力しています。他の人みたいに急にやる気がなくなって何もしないような人ではありません。

しかし金、土と代理と仕事をしたLはやはり忙しかったのでしょう。

ある入居者さんへの投薬を忘れていました。しかも4日連続で。

実はこの入居者さん、17時の薬が2カ所に分かれているのです。このように薬が分けられているのですが、一般的にはこれ一つで1日です。入居者さんは17時の薬が3錠あり、さらにもう抗凝固剤があります。決してスペースがないわけではないのです。なのに箱が2つあり、17時のみの薬が一つだけ箱に入っているという状態なのです。そして投薬後の記録ですが、ただ17時の投薬としてのみなので、抗凝固剤が別の薬箱にあるという事が一切書かれていないのです。
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実は私も忘れかけた事がありました。気がついて急いで投薬したけど、パーキンソンの薬と同じく同じ時間に投薬する必要があります。ビタミン剤と違って、飲まなくても何とかなる程度の薬ではありません。血が固まってしまうと心筋梗塞の恐れもあるからです。

そんな重要な薬なのになぜ別にされていて、しかも記録用紙がないのか。いくらアシスタントのLでもそこまで発見出来なかった為、4日間投薬されていませんでした。

Lはかなりのショックだったようで、その後泣いていましたし、ぼーっとしていました。

アシスタントで薬のミスだけは避けていたのに、引退する直前に起きてしまったミスに対して、自分が許せなかったのかもしれません。

私はその後他のユニットを手伝い、22時30分に戻って来ました。するとまだ1人就寝せずに共同リビングに座っていました。

Lは投薬ミスの記録を書いていました。二人で内容を確認してから私は最後の入居者さんの介助をしようとすると、Lが、

『彼は就寝する気がないって言うから介助しなかった。』

と言いました。それはそれでいいです。でも就寝介助をしないと夜勤者が来るまでほったらかしになってしまいますから誘導しようと思いました。

あっけなく部屋に戻ってくれて就寝介助出来ました。多分もう眠くなったのでしょう。

これに対してもLはショックだった様子です。Lは彼の担当なので、自分が介助出来ないという事が残念だったのだろうと思います。

でも入居者さんは重度の認知症で気持ちに波があるから嫌な時はほっとく方がいいし、何度か声かけてチャンスだと思った時に介助すればいいだけです。

ちなみに彼は私のご近所さんのお父さんでして、何となく身内な気分だから私的にはあまり介助したくないのですが、彼は私の事が気に入っているようで必ず私のところに来るので自然と介助する事が増えて来ました。彼自身が私に慣れたのならそれで良しだと思います。

Lと仕事をする事はとても楽しいし勉強にもなります。でもやはり辞めると決めた辺りから集中力と気力が減ったのだと思います。それは仕方ないし私もその時は同じ状況になるような気がします。

落ち込まないで欲しいなと思うけど、真面目なLは眠れないかもしれないと泣いていたので、何もしてあげられなかった自分も悔しいです。あと3回、一緒に楽しく仕事したいなと思います。


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by Helgashjemdk | 2017-05-15 20:03 | 仕事 | Comments(0)

外国人=ドイツ人(爆)

別のユニットで仕事でした。そのユニットは何度も仕事しているのですが、認知症の入居者さんが毎回私に『あんたどこから来たの?』と聞きます。なのでどこから来たか当ててみて、と言うと、

『ドイツから!』

と元気良く答えました。(爆)

どう見たら私がドイツ人に見えるのでしょうか?😂😂😂😂

多分高齢者から見ると、外国人=ドイツ人なだけだと思います。実は今までにもそういう事が何度もあったからです。わからないだろうと思ったので、私が日本と言いかけた時に別の人が、

『今私日本って言おうと思ったのよーーー!!』

と話に入って来ました。ってか、本当か?みたいな気分ですけど。

で、何年住んでるの?もう長いんでしょ?と言うので、11年だよと言うと、長いじゃない、との答え。そうだね、11年、長いよね。

で、次は何歳?でした。良くある話。当ててみてと言うと、

『これ厳しいわよー。多めに言っちゃうと状況悪化しちゃうし。』

だって。(爆)どんな状況になるんだ?(爆)

で、その人が言ったのは、

『26歳!』

激爆!!!それはないでしょ?!でもありがとうっ!(笑)

実年齢を言うとすっごく驚いていてあり得ない!みんなびっくりするでしょ?と言うから、

『そうだね、あなただけじゃないよ。』

と言うと、良かったー!別に私の感覚が間違っていたわけじゃないのね、と笑っていました。

まぁ高齢者から見たら私って何歳であろうと若いでしょうから、大差ないのかもしれませんけどね、さすがに20代と言われてもあんまり嬉しくないですよね。大人としての貫禄も出ていないのでしょうか?(苦笑)

あと入居者さんのご家族から、

『あらー、あなた若いのにスモーブロー(デンの黒パン料理)作れるのね、立派だわ。』

と言われました。(苦笑)

そこが『外国人なのに』だったら理解出来ますけど、『若いのに』って…。

もう白髪も出始めた中年なのですから、そろそろ貫禄出て欲しいです…。

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by Helgashjemdk | 2017-05-14 05:49 | 仕事 | Comments(0)

色々なお別れ

さて、クリスさんが明日引っ越しします。まさか最後の夜の仕事にぶつかるとは…。お別れの挨拶をして握手をしました。最後の日だから普段より丁寧に介助しましたよ。😅

カレンさん(仮名)の娘さんが色々な事に苦情を入れたり口出しをしたりしていましたが、それももうすぐ終了でしょう。

カレンさんはもう93歳です。ここ最近は水分が貯まり過ぎて入院し9kgも減らして戻って来ました。しかしもう弱っていて病院から戻って来た時は元気がなくなっていました。8日休みの後はもう起きている事もしんどそうでした。

本日から娘さんが泊まり込みになります。医者からターミナルだと言われ、後は楽に逝けるように見守るだけです。この人だけはホームで最期を迎えない方が良いと思っていたけど、今のような状態ならこのままゆっくり逝ける方がいいのかなと思います。

娘さんはリーダー達に嫌われています。月に1回は苦情を入れたり直接会ってあれこれと文句を言っていました。また娘さんは早番の事も信じておらず、何度も口論していました。

私はこのカレンさんの担当です。娘さんとは言いたい事をきちんと言える関係を作り上げて来ましたし、カレンさんの介助も1人でこなしていました。(他の人は2人で対応していた)

しかしもう寝たきり状態。カレンさんの声は弱っていて、確実に死に向かっていると感じます。

仲間のLは6月で引退です。前回一緒に仕事した時に、

『Lが辞める前にカレンさんは天国に逝くと思うからお別れ言えるね。』

って言ったのですが、本当にそうなるとは!みたいな感じです。💦

私が言うと、なぜか本当に入居者さんが1〜2週間の間に亡くなります。何となく読めちゃうんですよね。

カレンさんの娘さんが泊まる事は今に始まった事じゃないけれど、自分の親がもう危ないと分かっているのなら自分で納得いくお別れをする事は決して悪い事ではないと思います。

現に私も父が危ないとわかった時、病院に5日間泊まり込みました。1人で逝って欲しくなかったからです。病院側はちゃんと連絡してくれると言ったけど、私は20時から次の日の朝8時までそばにいました。そして8月15日夜中の2〜3時頃に母に連絡した方がいいと言われました。姉家族もやって来て、全員で看取る事が出来ました。

そういう最期を迎えたから心残りはありませんでした。なのでそうしたい人はするべきだと思います。

私は火曜日まで連続勤務なので、出来れば私のいる間にカレンさんとお別れ言えたら良いなとは思います。昔は私の勤務の時には亡くならないでくれ!と思ったけど、今は逆です。入居者さん達ともちゃんと良いお別れをしたいと思っています。

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by Helgashjemdk | 2017-04-29 08:28 | 仕事 | Comments(0)
1週間どころか、私の休みは8日でした。しかし休みの前日は別ユニットで仕事だったので9日間ユニットから離れていた事になります。

何と入居者さん2人が寝たきり状態になっていました…。どっちもあまり長くないだろうみたいな感じです。

しかも私、今日はもともと休みの日なのですが、出勤時間調整で6時間勤務という日でして、16時出勤でした。いつもは15時なので1時間遅れ、1時間早く帰るみたいな感じです。

結局私は自分のユニットだったのですが、確実に人手不足でして私の仲間が、

『Helgaなら1人でも仕事出来るから。』

と言う理由で、他のユニットに手伝いに行く事があり、後半は私1人で残りの入居者全員就寝介助になりました…。

食事する暇もなければ、水分補給もなかなか出来ず、コーヒーは当然飲む暇はなく、トイレにも行けませんでした…。

そんな日、なかなかないですよ…。しかもたった6時間の勤務だったのにまさか1人で仕事する羽目になるとは…。

うちの職場大丈夫か?人手不足って言っても病欠出たら少ない人数のまま仕事しろって事ですから!

明日どうなるのかわからない。私は別のユニットで仕事かもしれないし…。

8日休みの後は6日勤務、そしてその後は7日休みで講習です…。仕事に行くと座る暇すらない程忙しい日もあるけど、毎日というわけではないし、休みも十分あるので文句言わないで頑張るしかないなぁ…。😞

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by Helgashjemdk | 2017-04-28 07:59 | 仕事 | Comments(0)

クリスさん危機一髪

私は本日別ユニットで仕事でした。早番さんが遅番に来たので、彼女の希望で私のユニットで仕事してもらう事に。カーステンは新人だけどうちらのユニットで代理や早番と仕事するよりは、別ユニットで正社員と仕事したがるのですが、今回は私が移動する事に。カーステン、がっかりしてたけどしょうがない。←カーステンが私と仕事したいのは私がユニットの事を全部把握していて精神的に楽だから。それに早番さんは経験20年のベテランなので問題ないと思ったのです。

私が仕事したユニットには精神的に大変な入居者さんが多いのです。しかし私、自分でも驚く程その入居者さんの介助に成功。早番さんの時間帯では不穏で食事も取らなかったと聞いたけど、私の食事介助で完食。薬も飲んでトイレも行き、着替えもしベッドで就寝しました。👍

そんな食事介助の時、仲間のイェッテが、

『クリスさんが意識なくなったって言うから私行って来るから!頼む!ユニットに戻って食事出して!』

と言って急いで去って行きました…。


え?!クリスさんが意識不明?

そういえばそんな事があったと言う話を読んだな…と思ったけど私は1人取り残されたのでユニットに残って投薬と食事を出したりしていました。

1時間弱1人でした。イェッテが戻って来た時に、

『いやー、参った。クリスさんって癲癇の発作で意識不明になる事ってあるって知ってた?』

と聞くので、

『そんな事読んだ記憶があるよ。入居時の情報じゃなかった?』

と言うと、

『私全然知らなかったよ。N(別の仲間)が心臓停止したと思ってマッサージしたら意識が戻ったけど、結局救急車呼ぶ事になったんだ。それよりさ、情報に蘇生措置拒否ってあったから救急車呼ぶかどうかで看護師に聞いたらとりあえず家族に連絡取れって事になってさ、家族の言い分だと拒否なんてしていないしその情報は古いって言うのよ!だから結局救急車呼んだんだけどね。』

って……。確かに蘇生措置拒否って書いてたなと思いました…。古いって言うから調べると1ヶ月前に更新されていました…。1ヶ月前って『古い』とは言いませんよ。

そんな事もあったからか、娘さん達はかなり激怒していたそうです。

私は別ユニットにいたくらいだし、なんだかんだ言っても忙しかったのでクリスさんの事まで考えていられなかったけど、何とクリスさん、本日中に戻って来る事に!!

クリスさんの意識がなくなったのはちょうど食事の時。戻って来たのは遅番が終わる23時。Nと一緒にドアを開けに行きましたが、クリスさんの部屋には娘さん2人がいました!!

『今クリスさんが戻って来ました。』

と言って救急隊の人達とクリスさんを寝かせました。しかし当然ですが服を着たまま…。時間は23時5分でした…。既に時間オーバー…。

『どうする?夜勤者に言う?』

私はNに聞いたけど、Nが目で合図。娘さん達がいるのに、クリスさんをただ寝かせたまま去るなんて当然出来ません。Nがささっとやっちゃおう!と言うので、速攻で服を脱がせておむつ交換。オリドームを付けようとすると、オリドームは嫌だと言う。

『今はいつも通りに介助するから何か言いたいなら夜勤者に言って。』

と言ってオリドームを付けて投薬してすぐに去りました。

結果15分の残業になったけど、どうせ貰えないからいいんですけど…。


イェッテもNもクリスさんの件でかなり時間を使った事もあり、Nの仲間は1人で仕事する時間が増え、私も1人で自分のユニット以外のところで仕事していた時間が一杯ありなおかつ介助が大変な入居者さんの介助をこなしました。決して楽だったわけではありません。

それよりカーステンと早番さんはちゃんと仕事をこなせたのでしょうか?イェッテが、カーステンに家族に連絡しろと言ったと言うのだけど、本当に電話したのか…。他の人の話だと早番さんも全然真剣に対応していなかったと聞きました。二人共パニックだったのか?

何にせよ、私は別ユニットにいたし、さらに別ユニットも手伝い、最後にはクリスさんが病院から戻って来た時の就寝介助もしサービス残業もしたのですが、結果的には美味しいとこどりっぽい感じになってしまった気がします。(苦笑)でもさ、私が別ユニットに行くと言ったのが15時、クリスさんの意識がなくなったのは17時過ぎ。そんな事起きるなんて思っていませんでしたからね。

なんか凄い1日だったなぁと思いました。そして私の仕事5日目でした。エネルギーないっすよ。でも今日から8日休みです🎵

クリスさん、本当に在宅に戻って大丈夫なのでしょうか?でも本人が希望するのだからぜひ在宅で頑張って下さいと言いたいです。

娘さん達、怒っていたようだけど、これ在宅だったらクリスさんはあの世に行っていた可能性もあるのに少しはホームにいて良かったという気にはならないのでしょうか?まぁならなくてもいいですけどね。あと少しでクリスさんとお別れです。正直ほっとしますわ…。

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by Helgashjemdk | 2017-04-19 09:56 | 仕事 | Comments(0)

本日のクリスさん

今日のクリスさん、またまた要望増えました。

17時、腰が痛いから痛み止めをくれと言うのですが、17時の薬には痛み止めが入っているのでそれを飲んで様子を見てからと毎回説明します。

そしてその後薬くれって言わないんですよ。薬が効いているからなのか、単にコミュニケーションとして言っているのかわかりません。でも痛み止めが欲しいと言う人の中には心配して欲しいがために職員にお願いする人が結構いるんですよ。

で、クリスさん、いつもの時間に就寝するつもりがなかったのでいちいち何時に寝る?とは聞きませんでした。←コールがあるから。

でも今日は20時から1時間別のユニットにヘルプに行く必要があり、さらに21時以降にも別ユニットへのヘルプがありました。最初の20時〜21時は私がユニットに残り、21時〜22時はLが残るという形で仕事だったのです。

20時〜21時には介助に30分かかる人がいます。リフト使用ですが1人で仕事なので1人で介助しなければいけません。Lは1人でリフト使って彼女の介助は出来ないので私が残る事に。さらに数人の入居者さんの介助もあります。なので当然休憩なんて一切取れません。

それなのにクリスさんからコール。自分の都合で就寝時間を遅らせているのだから、クリスさんが待つしかないのです。結局クリスさんがベッドに入ったのは21時以降になりました。

背中がかゆいと毎回言うからタオルで擦ってからボディクリームを塗るというのが介助の一つ。

すると腕もかゆいからクリーム塗ってと。←出た出た。こうして場所が増えて行く。

Lと『次は足もって言うんじゃないか?』と言っていたら、本当に足もかゆいとか言い出した!

言い出したら止まらないので塗ってあげるしかないです。

一つ頼まれた事が終わると、また次の事が出て来てそれが延々と続くのです。終わりがない!!

こんな状態で在宅って大丈夫なんでしょうかね?まぁもう関係ないですけど。

こういう人はコール持っちゃいけないですよ。5つ星ホテルのサービスコールじゃないんですから!(苦笑)

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by Helgashjemdk | 2017-04-16 10:35 | 仕事 | Comments(0)
クリスさんが私の事を気に入っているのは知っていますが、私が仕事をしているとかなり依存します。

あれこれ色々お願いするのだけど、昨日は片麻痺のクリスさんが使用出来るエアロバイクで1時間運動した後に、

『今夜はシャワー浴びれるかな?』

と言いました………。

遅番にそんなサービスはありません。(苦笑)

就寝後、またまたコール。

『TV消したいんだけど。』

リモコン持っているはずなのに???

『どっか行っちゃった。』

良く見たらクリスさんのすぐ横にあります。ちゃんと探そうよ!!

TVを消した後に、例のオリドームがどうなっているかとか、しみるとか色々言うのですが、

在宅状態になったらそんな事でコールしたって誰も来てくれませんよ!!!

でもクリスさんは奥さんが在宅介護をしてもらった時に在宅ヘルパー達はいつも来てくれたし良いサービスをしてもらったからと言っていたそうです。それって奥様が死に近かったからじゃないんですか?クリスさんが希望しているサービスは介護じゃないですよ。(苦笑)

まぁでもあと2週間ですし、今の状態に慣れてから在宅行くのもいいんじゃないでしょうか?特に夜のコールに関しては想像以上に何もしてくれなくてビックリかもしれませんよね。(^^;;;

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by Helgashjemdk | 2017-04-15 19:36 | 仕事 | Comments(0)

違う意味でのさよなら

新入居者キャラとして書き始めたクリスさんですが、もうお別れする事になりました。でも今回のお別れは全く別の形です。

クリスさんが脳梗塞で入院中に奥様が死去した為、奥様の死に目に会えなかったという状態で今に至っています。毎日奥様の話をすると泣いてしまいます。

脳梗塞になって片麻痺ではありますが、会話は問題なく記憶力もしっかりしています。なので老人ホームにいる事に違和感があるのです。

脳梗塞になった人あるあるじゃないですが、こういう方は時々います。脳の状態と身体の状態が反比例していて、認知症の人達と一緒にいる事に抵抗があり、一緒にされたくないと考えてしまうのです。

クリスさんは自分がいかに『正常』かと家族に語っていました。←職員のいないところで話しているが聞こえてる。

そして奥様が眠っている教会のそばに住みたいと言う希望がありました。

そんなわけで頼み込んで高齢者専用の住宅へと転居する事になりました。

そこは老人ホームではなく、介助が必要な高齢者が住むアパートです。なのでいつも職員がいるわけではなく、在宅と同じ扱いです。

本人が高齢者住宅に住みたいと言うのだから、その希望は叶えてあげる事は出来ましたが、今後どうなるのでしょうね…。クリスさんはコールしてはすぐに介助を希望する人。在宅はそんな事出来ませんよ。トイレ介助だって本人が決める事は出来ないですし、就寝介助の30分後にコールして、布団の状態を直してとかオリドームがどうとか、在宅チームにお願い出来ませんからね。

それを心配した担当さんが家族に説明したそうですが、家族は父親の希望を叶える事と、父親に認知症の人達と一緒に過ごしてもらいたくないという希望から、絶対転居させる方向へ話を進めていました。

結果的にクリスさんはあと2週間で引っ越しになります。確かに教会に近いと言えば近いです。でも車椅子のクリスさん、アパートから教会が見えるわけでもなく、自分で教会へ行けるわけでもありません。誰かの介助で車椅子のまま教会へ行くとしても片道15〜20分はかかるでしょう。

実は私、クリスさんが引っ越すアパートの地区に住んでいます。教会までは約1km、私がそこから歩いて教会に行っても10分かかりますから、車椅子を押しながら歩くとなるともう少しかかるでしょう。

私がクリスさんと同じ状況なら夫のお墓の近くに住みたいと思うのか考えてみましたが、自分の足で教会に行けないのならどこにいても同じような気がしました。正直、私にはその気持ちが理解出来ません。でもクリスさんがそれでいいのなら良しなのだと思います。

ただ彼は、自分で教会に行けない事や、身体介護必須の体なのでホームでどれだけ職員に依存し、その状況はアパートで一切手に入らないという事を本当に理解しているのか疑問です。

デンマークでも家族や入居者が、老人ホームに入ったら全面的に希望を叶えてくれるとか、サービスをしてもらえると勘違いしている人が増えて来ました。コールを押したからって何でも言う事聞いてくれると思ったら大間違いです。緊急のトイレ希望と転倒の時以外は『コール』使用を禁止しているにも関わらず、それ以外で押している人が90%以上です。

クリスさんのご家族も『父が一番』なタイプなので、転居は私達職員にとっては精神的に楽になれます。

どうでも良い事ですけど、クリスさんのご家族が何人もやっていてホットドッグを夕食に食べていたのは別にいいんです。でもね、孫&ひ孫が私のところにやって来て、

『絆創膏貰える?』

って聞いたので、クリスさんに何かあったのかと思ったら、何とひ孫(5歳くらいの女の子)が擦りむいたからって言うんですよ………。

老人ホームはご家族の面倒までみる必要はないのですが…。まぁあと2週間ですから耐えましょう。😅

クリスさん、嫌いじゃないし彼も私の事大好きなので介助自体は問題ないのですが、スマホで勝手に私の写真を撮ったでしょ?!しかも保存しているの、私知ってますよ!あんまりいい気分ではないですよね。でもあと2週間、頑張ります。(苦笑)

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by Helgashjemdk | 2017-04-13 06:44 | 仕事 | Comments(0)

脳梗塞のその後

新しい入居者さんのクリスさん、脳梗塞で左麻痺の為車椅子に座っています。立位も取れないのですが、排泄に関してとても敏感です。排尿の回数がハンパなく多い為、毎回排尿器を使います。車椅子に座っているし、目の前にはテーブルを設置しているので毎回テーブルを取って、ズボンを下げて排尿器を使いますが、クリスさんは片手しか使えないので排尿器を押さえるだけでやっと。ズボンもきちんと押さえておかないときちんと排尿出来ません。

しかも排尿時間が数秒ではないのです。何分もかかります。そんなに待ってられません。💦

そして終わったと言っても性器からポタポタと尿が…。

それが1日に何度もだと大変です。

おまけに排便の方も希望します。しかし排便は2回に1回は『そんな気がしただけ』で何も出て来ないことが多いです。毎回リフトでポータブルへ座る事になりますが、ズボンを履く時はいったんベッドに横になって貰うしか方法がありません。かなりの重労働です。

それなのに、また排尿器を使いたいと言うのです。今ポータブルに座っていたのに?!と思うでしょうが、昔の男性って座って排尿する事に抵抗があるようなので、なかなか成功しません。

脳梗塞になった人の典型かもしれません。今の状態を理解しているようで理解し切れていないのです。

もう立って自分で排尿する事は出来ません。まして排尿後は性器が濡れてしまうのでいくら拭いても『自分は濡れている』という感覚から離れられず、延々と何とかしてくれと繰り返すのです。

今日はまさにそうでした。彼は就寝時にオリドームという介護用品を使用します。

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これを性器につけて尿袋をつけます。袋は小さくても600mlくらいは入ります。一般的に考えると十分なのですが、それ以上排尿する人には夜用の袋を使用します。それは2000ml入ります。

今日のクリスさんは夜22時30分からコールスタート。濡れてるから取り替えて欲しいとの事。おむつもシーツも彼のTシャツも一切濡れていません。自分の状況が事実と違うという事を理解出来ず、納得出来ないのです。

すると今度はオリドームから漏れていると言います。いえ、ちゃんと袋に尿が入っていて、おむつも濡れていないのだからオリドームはきちんとついていて何も問題はないと伝えます。

すると今度はオリドームがきついので外してくれと言います。それを外すとおむつに排尿する事になり、もっと濡れた感じがしてしまうでしょう。おむつのみだった時、夜中に30分置きにコールして毎回排尿器をくれと言いました。しかし夜勤者は1人に何回も介助する余裕はありません。助けて貰えないのならとわざと性器をおむつから出してベッドで排尿し、自分は濡れていると言った事があり、夜勤者が激怒していました。

脳梗塞の人は認知症とは違うので、理解している事はたくさんです。しかしふとした時に全く違う世界にいるような発言になったりします。暑さや寒さに敏感になりクリスさんが毎回濡れていると感じるのもその一つです。

さすがに30分に1回のトイレ介助は多過ぎですし、クリスさんだって眠る事が出来ません。

今日は延々とおむつを替えてと言っていたけど、濡れていないのだから替える必要性がない事を全く理解出来ていませんでした。

しかし彼は汗をかいていたので、それで濡れていると思っただけだと言うと、自分の下にタオルを敷いてくれと言いました。そこまでしたのに、結局また最初に戻ってしまいました。

そうなるともう何も出来ません。

脳梗塞の人の介助が大変な事は身体介護ではありません。事実がどうあれ、彼にとっては自分が濡れている事が事実なのだから、どんな事をしても解決しないのです。

今までにも脳梗塞の入居者さんがいて、事実と違う事を語っていた事があり、それは違うと言うと激怒していました。たいていは流す事が出来ましたが、その人の場合は、とある入居者さんの話をして、

『彼女は自分の夫を殺したからここにいるのは許されない。刑務所に行かなかったら私も殺される!』

と言ったので、さすがに言っていい事と悪い事があるだろ!と怒りました。でも彼女にとってはそれが事実なのです。そしてそう思った事がずっと本当の出来事として残ってしまうので、何度も繰り返すのです。

クリスさんも少しそういう傾向があります。でも彼の場合はまだ自分の状況に関してのみなのでマシかもしれません。

脳梗塞になった人がみんな同じとは限りません。脳のどこに打撃を受けたかで全然違います。なので他の人と比較出来ません。でも基本的に思い違いをする事や覚え間違いを本当の事だと思い込む事は良くある事です。

今夜クリスさんがコールの嵐になっていない事を祈ります…。💦

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by Helgashjemdk | 2017-04-05 08:41 | 仕事 | Comments(0)

南デンマークで中古物件購入。遅番介護士として老人ホームで仕事しながら時々リフォームして生活しています。


by Helga