外側から見えないという事
『どうしたの?もう看護師さん帰ったから閉まってるよ。』
と言うと、
『どうしよう!!目が見えなくなってるの!!』
と言っていました!
話を聞くと左目がはっきり見えないと。看護師が帰った後だし私のユニットの入居者じゃないので、自分のユニットの職員に話した方がいいと言いました。
火曜日に入居者情報を読むと、彼女の目の事が書かれていました。水曜日に予約が取れたとの事。
デンマークの眼科は数ヶ月待ちが普通なので、次の日に予約が取れたという事は緊急扱いしてもらえたという事で良かったです。
夕方彼女にばったり会いました。
『目の調子はどう?』
と聞きました。するとまだ見えないので片目の視力を失うのではと不安だと言っていました。私がその気持ちよくわかると言うと、当然なんで?と聞かれました。←月曜日に眼帯して仕事していたのに覚えていないという事は、それだけ人のハンディなんて誰も気にしていないという事ですよ。
今視力を失うかもと不安を抱えている人にあまり詳しい事は言いたくなかったので、目の病気で今私も視力が落ちて見えにくいんだよと話しました。
視力の不安を抱えている人と話して感じた事は、その人の見え方なんて一切わからないし想像も付かない!口で説明されても明確じゃない限りどこまで本当かわかりません。
そりゃー、いくら私がどうこう言ってもなかなかわからないだろうなと思いました。
私がどう見えているか説明する時は、
(1)度の合っていないメガネをかけて普通に見ようと目を働かせている状態
(2)目の前にガラスのコップをかざして見ている状態が右目の視力
なのですが、特に2番目をやってみて下さい!文字など歪んでいますから!それが片目の視力なので、両目を開けて物を見るとすっごくしんどいんですよ!でもその状態で、普通に見えるように脳が学ぶので頑張って両目を開けなければいけないのです。さすがにパソコンの文字や携帯はまともに読めないけど、景色等は何とか両目で見れるようになりました。船酔い状態はクリアしたという事です。
入居者さんと話して彼女の不安も周囲の感覚もわかりました。自分でも視力落ちた状態なのに他人の視力なんて口頭じゃ理解出来ないですもの。でも彼女の不安に寄り添って明日に備えて眠ってねと言うと、話を聞いてくれてありがとうと言っていました。
仲間の1人が、『精神的なものじゃないのか?』と言っていましたが、私は精神的なもので片目だけ見えないって事はないと思うので、眼科に行ける事は良かったと思っています。話を聞いた限りでは網膜剥離の症状はなかったので白内障程度で済んで欲しいですけどね。
自分が目の病気をした事で、入居者の視力に関して敏感になってしまう。(苦笑)ある意味経験が役に経つのかも。
by Helgashjemdk | 2017-10-25 17:11 | 病気 | Comments(2)
外からは見えない病気や障害はわかってもらいにくいし、
また無知や無理解な人が多いので、大変だと思います。
自分守れるのは自分だけ。無理ないように、お大事になさってください。
今日天気が悪くて、晴れたと思ってのんびりしていたら目が病んだので横になっていたら雨が降って来ました…。私も天気が悪くなる前に体でわかってしまうようになったのか、とちょっと年を感じました。(苦笑)