介護の禁断の世界、排泄&嘔吐

介護職で一番辛い事は排泄介助だと思っている人は大勢いると思います。そして話をする事自体タブーな感じもします。なので今日は禁断の世界について書きますので、読みたい人のみにして下さい。←食欲なくなる可能性が大ですから。💦






もし排泄介助が嫌で身内の介護が出来ない方は絶対プロに任せるようにして下さい。

もしあなたが介護職で、排泄介助が苦手な場合は何が苦手か考えて下さい。排尿、排便を扱う事が苦手だと思うのなら介護士としてなかなか上達出来ないと思うので、別の仕事を考えた方が良いと思います。

排泄介助が大好きという人は世の中にいないと思います。でも利用者さんや入居者さんがトイレに行きたいと言った時、自分に例えて欲しいのです。トイレに行きたい時、自分で行けない時に誰かが助けてくれたらとても嬉しいです。我慢しろとか言われたら悲しいです。

私は毎回ではないですが、基本的には作り笑顔をしてでも断らずに誘導したり介助したりします。

排尿の介助なんて簡単です。ただトイレットペーパーで拭けばいいだけですから。

でも便の場合は色々と大変です。デンマークでは便の場合必ず量と状態をチェックします。

1が硬い便で7が水溶便だとしたら、4が一般的な便です。7の数字を書く事はほとんどありませんが、6は多いです。いわゆる下痢状態でドロドロのものです。これがトイレの中なら有り難いですが、高齢者はトイレに行きたくても言葉に出来ない人が多く、気がつくと背中まで便まみれになっていたり、ズボンから流れて来たりします。

当然ですが、ゴム手袋は必須です。←日本では排泄介助なのに手袋禁止のところがありますが、これは衛生的に凄く危険ですから絶対手袋しましょう!!

便まみれになった人に対しての介助は、本人が落ち込んで悲しい気持ちになっている事が多いので、手際良く瞬時に対応する必要があります。最悪シャワーをしてきれいにする事もあります。

腹部の力がなく、トイレに座っても便を出せない人もいます。そんな時は肛門付近をマッサージして誘導する事もあります。

私は仲間に『Helgaは便好き。』と言われているくらい、排泄介助、特に便に関してはエキスパートだと自分でも思っています。😅

凄い状況の時も一瞬にしてこうしようと案が浮かび、その通りにさくさくと介助する事が出来ます。状況と入居者さんによって方法は無数です。その瞬時に一番合った方法を考える事が大切です。

ちなみにこれが出来るようになると、嘔吐処理もさくさく出来ます。私は嘔吐に関しては本当に苦手でした。日本ではほとんどなかったからです。でもデンマークは驚く程多いです。どうしてみんなこんなに吐くのだろう?と思う程です。一番強烈なのは食事中の嘔吐と、ベッド内での嘔吐でしょうか?

食事中ですから食欲なくしますし、ベッド内なんて最悪ですよ。もし座位が取れない寝たきりの人だったら2人がかりでシーツ交換しなければいけませんから。

でも出て来る位置が違うだけで、吐瀉物も下痢便も処理の仕方は同じです。

私の回りでは便処理が苦手という人はあまりいませんが、嘔吐に関しては何人かいます。入居者さんの嘔吐で吐き気がするとか、対応出来ない人がいます。たとえ子供を育てた事があってもこれだけは慣れないと言う人が多いです。

あれだけ苦手だった嘔吐処理ですが、私は結構対応出来るようになりました。

先日亡くなった入居者さんの事。転倒して骨折した様子でした。3人がかりで対応したのですが、その時、吐きそうだとしんどそうに言った瞬間、私は速攻でポータブルトイレのバケツ部分を差し出しました。たまたまバスルームにいたので1秒で差し出せましたが、あと1秒遅かったら本人も私達もゲ○まみれだったと思います。それだけ凄かったです…。

その後、仲間に『あそこでポータブルバケツ出すとは!しかも凄く速かった!びっくりした!』と言われました。実は前にもそういう事があったから知っていただけ。処理も楽ですからね。←トイレに流せばいいだけだし。

どちらにしても準備が出来る時もあれば、手遅れの時もあります。焦らず落ち着いて対応する事が重要です。便に関しては毎日の事なので、もう慣れました。介護者がこの程度では大した事ないという態度で対応すると、入居者さんは安心します。申し訳ないという態度で落ち込む人が多いので、そんな時は笑顔や鼻歌を歌って対応したり、会話をしたりします。

まぁ私はもう介護職について10年以上経っているという事もあり出来て当然ですが、新人さんや代理さんが排泄は大変だと思う事は仕方ないかなと思います。でもどうしたら上手くおむつを交換出来るのか、どうしたら上手く洗浄出来るのかと努力しようという意欲があるかないかで、介護士としての上達が違うと思います。

排泄の話は介護の中でも知りたくない部分、知らなくてもいい部分かもしれません。この状況になった時に、

やってもいいか、絶対やりたくない!

で道が分かれます。やりたくない人は絶対介護職を選ばない方が良いです。仕事が辛いだけですから。

やってみようと思える人はぜひトライして下さい。汚い状態からきれいな状態に私の介助で元通りになった時の快感というか喜びというか!私自身もすっきりするのです。

結局は入居者さんの『ありがとう』の言葉だけで続けられるという延長です。

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Commented by germanmed at 2017-04-13 05:09
お久しぶりです♪
昔のブログに探し物に行って、記事が全部削除されていてしょんぼり・・・(え?何を探しに行ったかって?ある楽しい動画です。ふふ。)
こちらで元気にやっておられたのですね。よかった。

排泄汚物関係は、本当に大変ですよね。私も学生時代の6年間、バイトでやっていました。でも、嫌悪感とかそういうのはなかったなー。だって、仕方ないものねえ。
Commented by Helgashjemdk at 2017-04-20 00:04
germanmedさん、お久しぶりです。過去記事にあった楽しい画像ですか?何だろう…?

便処理のない仕事の日なんてないですから、嫌って事はないですね。でも過去一度だけ、寝たきりの入居者さんが自分の便を食べていた時は吐きそうになりました。(泣)
Commented by germanmed at 2017-05-01 17:24
あー、ありますねえ。私の時は軟便を全身に塗りたくって、頭皮にまでねっちり塗り込めてあって、髪の毛があるから凄く大変だったのが忘れられません。
あのね、筋肉の名前を歌いながらへなちょこ踊ってる動画。キーワードっぽいものを入れても見つけられなくて。
Commented by Helgashjemdk at 2017-05-12 07:24
germanmedさん、髪がある人が便まみれになっちゃうと大変ですよね。(苦笑)

動画ですが、筋肉の名前、歌で検索すると色々出て来ましたよ。私のブログでは日本語の歌(しかも歌詞が筋肉?)を紹介した事はないので、違う人が投稿したのかも?
Commented by germanmed at 2017-05-19 03:37
うわあ、それは大変失礼しました!
音楽ネタが沢山あるし、ちょっと医療ネタで、こちらで拝見したものだとばかり、勘違いしていましたー。
Commented by Helgashjemdk at 2017-05-22 17:25
germanmedさん、いえいえ、いいですよ〜。私日本の音楽って全然聴かないんですよ。80年代中盤で日本の音楽はストップしているので私ではないと思います。
by Helgashjemdk | 2017-03-26 07:55 | 仕事 | Comments(6)

南デンマークで中古物件購入。遅番介護士として老人ホームで仕事しながら時々リフォームして生活しています。


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