現代の結婚観

デンマーク在住8年、周囲は結婚していなくても子供がいる人もいれば、離婚して再婚している人もいれば、離婚後でも彼氏がいて自分の子供や相手の子供と一緒に住んでいる人もいれば、『結婚』にこだわらず色々な形でパートナーを持っている人がいます。

ネットで読むと、日本っていつから『婚活』という言葉が当たり前になったのか疑問です。それって集団お見合いと大差ないですよね?お金払って結婚する相手を探すなんて、結婚に愛は関係なくなってしまったのでしょうか??

とにかく条件が先ですよね。年収、専業主婦希望、年齢、職業などなど。日本ではそれをスペックというのですか?そんな事、本当に好きな人同士なら努力して乗り越えられる事ばかりなんですが、愛がないから条件が優先なのでしょうね。

そこまでしてなぜ結婚したいのでしょうか?結婚って一緒に生活して人生を歩む事。価値観より金銭的条件の方が重要なのでしょうか?

私は多分そういう意味でプライドが高いのかもしれません。相手に本気で大切にされていないのなら、そんな人と一緒に生きて行く事は出来ないのです。だったら1人で頑張って行く方がいい。

最初の離婚の時もそう。単なる同居パートナーになってしまった。日本では長年一緒にいれば夫婦も他人のような形を取る人が多いです。私も自分に何度も言い聞かせていました。

日本ではそれが普通。兼業であろうと妻が家の事をして、夫を立てて文句を言わない。

そんな風に親に教わりました。でもだんだんそれが本当に良い事なのか?そこまで我慢して人生を過ごすべきなのかずっと悩んでいました。こんな人生を送って、死ぬ間際に良い人生だったと言えるのか?後悔しないか?誰かに頑張ったねと褒めてもらいたいのか?人生って何だろう?

と思ったので、私は第二の人生を歩む事にしました。人生どうなるかわからないですよね。今は本当に何でも話せる夫と毎日笑える生活をしているのだから。

ちなみに国際結婚をしている人達、特に海外に住む女性はそれこそ条件として1年に1回は日本に帰ると希望していると思います。でもお金は?休暇は?必ずそれが出来る待遇なのか?と思います。なので当然それを満たしてくれる人がいいと希望する人が多いでしょう。

デンマークでも『婚活』は存在します。まずインターネットでの出会い系サイト。若い人もいれば中年や高齢者も利用しています。私としてはなぜ若者まで利用する?と思ってしまいます。出会いなんて学校や職場、週末は飲みに行えば出会えるのに、ネットで商品を買うように条件で選んで会ってみようとするなんて恋愛すらお手軽な存在。でも今の若い人達は会わなくてもメール等で会話しているだけでOKだったりするんですよね。それも不思議です。

もう一つの『婚活』は偽装結婚です。結婚相手に恵まれない男性が外国人女性と結婚しようと思ってお金を払って紹介して貰うのです。東欧、ロシア、アジア人が多いです。そして一緒に生活して合わなければ、男性側はDVになる事もあるし、金銭的に損しないように弁護士を立てたりします。女性は永住権が下りればこっちのもの。離婚してしまう人が多いです。勿論長続きする人もいます。基本的にアジア人は男にすがって生きるタイプなので、自分から逃げ出す事はしないです。でもロシア系はシビアで強いです。損だと思えばすぐに男側から去るでしょう。

私も外国人の身でデン人と結婚しているから、同じ立場の外国人女性達から『旦那の事本当に愛してる?』って聞かれる事が多いです。←これ本当!偽装結婚仲間が欲しいのかも。旦那さんと共同口座じゃない人、生活費をはっきり区分けしている人達はたいてい偽装です。

それを基準で考えたら、日本人同士の結婚も『婚活』で条件を優先する事は偽装結婚と似たような感じに思えるのです。どこの国でも大昔は親が決めた人と結婚したり、一度も会った事がない人と結婚したり、愛が必須だったわけじゃないです。でも今は21世紀、なぜ考え方が逆戻りしているのかな?と疑問です。ネットが普及して、リアルなコミュニケーションが減った事もあるのでしょうか?

ちなみに、私の職場の入居者Mさんの旦那様が亡くなった後の話を聞いた事があります。

ちょうど夫の友達の奥さんも亡くなって、彼はとても寂しそうだった。彼は私に友達として時々食事したり出かけたりしないか?と言ったのよ。かわいそうだと思ったし彼の事は嫌いじゃなかったけど、私は別にそんな事求めていなかったのよね。夫が亡くなって辛かったけど、でも十分彼に愛されて幸せだったし残された人生子供達と生きて行くだけで十分だったのよ。


どんな形でも結婚してその人と生きて行くと決めたのなら、相手に条件を出し要求するだけではなく2人で協力して良い人生を歩んで欲しいなと思います。それが本当の結婚生活なはずだから…。
[PR]
by Helgashjemdk | 2014-09-28 19:42 | つぶやき | Comments(0)